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□2000年6月3日
日本代替・相補・伝統医療連合会議<健康栄養食品研究会>(JACT: Japanese Association for Alternative, Complementary and Traditional Medicine)
第4回JACT大会2000〜総合医療の新しい潮流〜
B会場(臨床講堂にて)11:25〜12:15 座長 難波恒雄『焙煎、発酵、油剤化を加えた天然の制癌効果』
松本浩二郎(松本クリニック院長)土佐清水病院 丹羽靭負、連名講演
○はじめに
1970年代に何人かの科学者が、冷蔵庫やエアロゾルに含まれるクロロ・フルオロ・カーボンがオゾン層を破壊していると警告していたが、その後、オゾンホールは拡がり続け、現在、アメリカと同じ大きさになっているという。このオゾン層の破壊により増量した紫外線や自動車の排気ガス、工場等の煤煙等に起因する窒素酸化物、二酸化硫黄、鉛などの重金属が産出する活性酸素が呼吸器疾患、アトピー性皮膚炎の激増・重症化をもたらし、さらに癌・重症膠原病の増加を招いている。
これらに対する治療法として、西洋医学では細胞障害性の強い化学治療や放射線療法に副作用の多いステロイド療法などしか、治療法がない。土佐清水病院の丹羽靭負は、天然の植物・種子に含有される抗酸化物質や天然の生薬中に含まれる制癌物質を遠赤外線焙煎、麹発酵、油剤化することによってfreeの活性型にする加工方法を会得し副作用がなく効果の優れた10数種類の天然の生薬の開発に成功した。重症アトピー性皮膚炎、進行・末期癌、重症膠原病患者の治療に使用し、従来の治療に勝るとも劣らぬ治療効果をあげている。
以下に、当院で使用している代表的な天然の抗酸化剤と制癌剤を紹介する。SOD様作用食品は、大豆、胡麻、柚、抹茶、糠、ハト麦、胚芽を4〜14ミクロン波長の遠赤外線を放射する花崗岩でできた陶器の中で、98℃を越えない温度で加熱焙煎
し、次に麹菌で発酵させ、発行麹菌の分泌するprotease、amylaseなどにより一層、重合の切断を完全なものとし、最後に焙煎胡麻を用いて油剤化し、細胞膜まで到達できるようにしたものである。
BG-104は、茯苓、牛黄、食滑石、檳榔樹、ハーペーゴを同様に焙煎、発酵させたものである。BG-103、A-AGは、β-glucanからなるpolysaccharideを制癌物質とするキノコ類(アガリスク)を焙煎、発酵させたものである。この二つは、原料、発酵方法が若干異なる。
BWSは、amygdalin(有効成分はCN-)を制癌物質とするビワの種から成る天然の制癌剤で、やはり焙煎、発酵を加えている。
E-TTは、BG-104にボーロ菊(飛行草)に加え牛黄の濃度を上げたものである。
□2000年3月3・4日
第9回生命情報科学シンポジウム
ISLIS(International Society of Information Science)
特別講演 座長渥美和彦(日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT))
西洋と東洋を結合させた医療の実践と研究「アトピー性皮膚炎と、癌、膠原病の原因と治療」
医療法人修命会 土佐清水病院 院長丹羽靱負
□1999年10月12・13・14日
第37回日本癌治療学会総会 キーシンポジウム
「1焙煎・発酵・油剤化施した生薬原料BG-104およびアガリクスのbioavailabilityの増強;手術不能の肺癌、胃癌、肺・肝移転の大腸癌に対する治療効果」
丹羽免疫研究所 丹羽靱負
生薬中のantioxidants或はcancer-retardantsの低分子或は高分子化合物は、そのまま内服すると、お互いに重合し合っていて、生体で有効に作用しにくく(inflammation:10,79,1986:Planta Med:57,299,1991)生薬のbioavailabilityを高
めるには、我々の開発した特殊な焙煎・発酵法を施して、重合されたpolymerからfreeのactive substancesを遊離させることであると報告した。
茯苓などの含有の
BG-104およびアガリクスを以上の加工で処理し、10年間に亘って手術不能の肺癌43例、同じくinope胃癌36例、肺・肝移転inope大腸癌34例に投与した。結果は、放射線・化学療法未併用群では、一時的にでもマーカー画像診断で腫瘍、移転リンパ節の縮小はみたものが、肺SCC4/9肺adeno6/11、小細胞癌2/3でそれぞれの3生率、4/9、5/11、2/3、5生率、2/9、3/11、2/3、で、胃癌では3生率9/31、5生率7/31であった。
肺移転の大腸癌で、放射線・化学療法未併用で腫瘍・リンパ節の一時的縮小が得られたもの5/13、肝移転の大腸癌で4/11、それぞれの3生率5/13、5生率2/13であった。一方、本剤はK562より51Cr-releaseと患者のSOD様誘導能も増強し、今回の臨床成績は、生薬DDSの方法を示唆する。
本文査読用
(目的と方法)
自然の生薬中に含有されるantioxidants或はcancer-retardantsの低分子或は高分子化合物は、そのまま内服した場合は、含有active substancesがお互いに重合し合っているため、生体で有効な作用を発揮しにくく(inflammation:10,79,1986:Druga Exptl.Clin.Reg:14,361,1988:Plantamed:57,299,1991:応用薬理47;465,1994)生薬のbioavailabilityを高めるためには、我々の開発した4〜14μm遠赤外線焙煎・発酵法を施して、polymerizeされたactive substancesからfreeの低分子或は高分子active substancesを遊離させることが必要であると報告した。
茯苓、檳榔、牛黄、大黄、滑石、harpago(pedaliaceae)を原料としたBG-104およびアガリクスを以上の加工法でそれぞれ処理した生薬を、10年間に亘って手術不能の肺癌43例(扁平上皮癌16例、腺癌21例、小細胞癌6例)同じくinope胃癌36例(大半がscirrhus)、肺移転inope大腸癌18例、肝移転inope大腸癌16例を投与し、マーカー、各画像診断、理学検査を行いながらfollowした。またvitroの実験としては、これらのK562に対するNK活性と生体のSOD誘導能に対する影響を検索した。
(結果と結論)
放射線・化学療法未併用群では一時的にでもマーカー、画像診断で腫瘍・移転リンパ節の縮小がみたものが、肺SCC4/3、肺adeno6/11、小細胞癌2/3でそれぞれの3生率、4/9、5/11、2/3、5生率、2/9、3/11、2/3で放射線・化学療法併用群よりよい結果が得られ、胃癌では大半が化学療法未併用で、腫瘍、リンパ節の縮小が一時的にでも得られたものが5/31で、3生率9/31、5生率7/31であった。
肺移転大腸癌で放射線・化学療法未併用で腫瘍・リンパ節の一時的縮小が得らたもの5/31、肝移転大腸癌で4/1、それぞれの3生率5/13、5生率2/13で放射線・化学療法併用群よりよい結果が得られた。一方、vitroでは本剤はK562より51Cr-releaseの増加と患者のSOD誘導能を奢明に増強し、全例QOL上も好結果が得られ、一般に行われているcytotoxicな副作用がないがあまり治療効果が期待出来ないことも多いbiological medicineも我々のDDSにより優れた効果が得られることが知られる。
□1999年9月20日
日本癌治療学会誌 第34巻第2号 日本癌治療学会 キーシンポジウム11
Drug delivery systemの開発と展望『焙煎・発酵・油剤化を施した生薬原料BG-104およびアガリクスのbioavailability
の増強―手術不能の肺癌、胃癌、肺・肝移の大腸癌に対する治療効果―』
丹羽靭負 丹羽免疫研究所
生薬中のantioxidants或はcancer-retardantsの低分子或は高分子化合物は、そのまま内服すると、お互いに重合し合っていて、生体で有効に作用しにくく(inflammation:10,79,1986:Planta Med:57,299,1991)生薬のbioavailabilityを高
めるためには、我々の開発した特殊な焙煎・発酵法を施して、、重合されたpolymerからfreeのactive substancesを遊離させることであると報告した。茯苓などの含有のBG-104およびアガリクスを以上の加工で処理し、10年間に亘って手術不能の肺癌43例、同じくinope胃癌36例、肺・肝移転inope大腸癌34例に投与した。
結果は、放射線・化学療法未併用群では、一時的にでもマーカー画像診断で腫瘍、移転リンパ節の縮小はみたものが、肺SCC4/9、肺adeno6/11、小細胞癌2/3でそれぞれの3生率、4/9、5/11、2/3、5生率、2/9、3/11、2/3、で、胃癌では3生率9/31、5生率7/31であった。肺移転の大腸癌で、放射線・化学療法未併用で腫瘍・リンパ節の一時的縮小が得られたもの5/13、肝移転の大腸癌で4/11、それぞれの3生率5/13、5生率2/13であった。一方、本剤はK562より51Cr-releaseと患者のSOD様誘導能も増強し、今回の臨床成績は、生薬DDSの方法を示唆する。
□1988年11月11・12・13日
第45回 日本臨床病理学会総会
特別講演1
A) 酸素障害と生体の防御機構
B) 最新の知見、“cytokineの正しい測定方法について”
丹羽靭負(丹羽免疫研究所)
A) 酸素障害と生体の防御機構
oxygen intermediates(OI、活性酸素)は動物の細胞膜などに存在し、不安定な発生期の酸素であり、菌、麹、virus、と反応し、これらを融解し、生活防御上必要な酸素と考えられていた。しかし、生活防御反応で過剰にOIが発生すると、自己の組織に反応融解侵襲し、auto-oxidative damageと呼ばれ様々な病態を招く。また、近年多くの環境汚染物質がOIを大量に発生させ、我々の身体を攻撃し、発癌、重症の膠原病や重症アトピー性皮膚炎(AD)を始め、多くの難病の増加、重症化の原因になっていることが明らかになって来た。一方、そのOIの生体内より除去させ、酸素障害を防ぐ生体の防御機能も注目されてきた。
我々はauto-oxidative damageとしてOIの研究報告が内外ともに見られなかった1980年代に既に、従来好中球機能亢進が発生病理に関係していると考えられていたペーチェット病や川崎病の好中球を使い、ヒト臍帯静脈内皮細胞を用いて、これらの好中球が大量のOIを発生させて、静脈内皮細胞を攻撃していることを報告した。(Niwaet al,,Clin. Exp, Immunol, 49, 247, 1982; J, Pediatr, 104, 56, 1984)。
また、リンパ球の異常のみがよく知られているRA患者の関節腔好中球やSLEの末梢血好中球が過剰なOIを産出し、それぞれ自己の関節腔やT cell, CD8を攻撃して疾患の発生に関与していることを示唆し、癩患者の好中球OIの産出異常が癩の病態に関与していることも報告した。(J, Clin, Immunol, 3, 228, 1983: Inflammation 9, 163,1985)
次に、環境汚染、OI、疾病の三者の関連は特に近年問題となり、世界規模で乱用されている除草剤paraquatにスミチオン系の殺虫剤は、anthracycline系の抗癌剤と同じく細胞の核の遺伝子でOH・を発生してこれらを傷つけ長時間かかって奇形、発癌の原因となり、また近年増加の一途を辿るNox (自動車の排気ガスや製鉄工場や町工場で焚いた重油の煙の中に大量に発生)は、OIを大量に発生させ我々の身体を蝕んでいる。
また、最近、問題となっているオゾン層の破壊は、地球上への紫外線の照射料を著蔵させ、この紫外線から発生させるOI(1O2)が著増し、皮膚、眼への影響が出現し、“しみ・そばかす”(OIが皮膚のチロシン→メラニンに酸化)、皮膚病、重症
ADの激増、白内障、網膜剥離、角膜腫瘍、の発生などをもたらしている。とくにオーストラリアではそのルーツが北国であるため、以前は赤道直下のオーストラリア東北部が世界で皮膚癌の最多発地域であったが、オゾン層の破壊が北極・南極でもっとも激しいため、最近では、人口の大半が住んでいる南部地域の紫外線量が増加し、オーストラリアの13人に1人がsolar keratosis(皮膚前癌症状)と言われている。
ADについては、以前では少児で四肢屈曲部に限局されていたのが、1970年代より、成人の全身型の重症な皮膚炎を呈する患者が激増し、特に大都市や工場地帯にひどい。これは上述のNoxやオゾン層の破壊がOIを大量に発生し、これが皮膚の脂質と結合し、lipid peroxides(LP)を形成し、LPが皮膚角質の保湿機能を奪い、昔学童期には全員各層の保湿機能低下が回復しADが治療していたものが、全身型で、年齢と共に悪化するADを激増させていることを我々は報告している(Arch, Dermatol, 130, 1387, 1994)。ADに合併する白内障や網膜剥離は、水晶体前・後、また網膜に多い脂質に紫外線の発生する1O2がLPを作って発生させている。
最近増加している成人病の脳卒中、心筋梗塞は、コレステロールそのものが原因ではなく、この増加してきたOIが脂質と反応し、LPを形成し、これが動脈内壁に付着浸透して血管壁を脆弱化させることが原因である。次に原子爆弾を始め、一般検査で用いる放射線やコバルト療法も、癌や正常な細胞の核の遺伝子でOH・を発生させ細胞を破壊するため、radiation therapy は癌を叩いて生き残った細胞の遺伝子を傷つけ新しい癌を作っており、CTや胃透視は発癌性の点より慎重を要する。
以前問題になっ
たカネミ油症、水俣病にイタイイタイ病の原因もPCB, methyl-Hg, Mn, Cd にはOI増産作用のある事が明らかにされ、最近環境汚染の超大物であるトリハロメタン、ダイオキシンは塩素化合物でCl2はH2O 2→OH・の生成反応で重要な役割を果たしている。
以上の酸素障害に対して生体を防御するためには、OIを除去する防御機能が生体には存在する。それは大きく分類して高分子抗酸化剤(SOD, catalase, GSF-Px)低分子抗酸化剤(vitamin C,E,A,B2やflavonoids, catechin, polyphenolsなど)より成る。これらのOI消去機構中でもっとも強力なのものはCu, Zn-SODであるが、このSODの生体での存在量が問題ではなく、SODのinduction capasity(誘導能)が問題で、OIが生体に増加して酸素障害を加えようとした時に、SODが上昇する能力の有無が問題となる。我々は、年齢によって細胞内のSODの量は変化しないが、40才を超すとSOD誘導能が低下してきて、老人は酸素障害を受けやすいことを報告してきた。(Blood 76, 835, 1990; Am.J,Pathol. 143, 312, 1993; Life Sci. 40,921,1987; Life Sci. 44, 1655, 1989)。
また老人に限らずとも、そして同じ年齢でも固体のSOD誘導能の強弱がoxidative injuryの疾患へ罹患するか否かを左右している。一方低分子抗酸化剤については、ヒトはvitamin C,E を作るgene を所有しているが発見できず体外から全て補わなねばならず、一方破他の低分子抗酸化剤は生体で作られるが、その生産量は少なく、大部分は体外より摂取補充される。一方、植物では年中紫外線にさらされていて、その酸素障害を守るため、これらの抗酸化剤が大量に含有されている。
最後に、環境汚染によってOIが増加しoxidative injuryから生体を守るためには、生来所有している抗酸化剤の量では不十分で、体外から補充される必要がある。この場合、高分子抗酸化剤で分子量が3万以上のSODが用いられるが(他の分子量は大きすぎる)、これは同種(ヒト)のSODは効果なく、内外の多くの製薬会社が多額の投資をして全て失敗に終わった。我々はフランス物理化学研究所のA,M,Michelsonと協力し、bovine erythrocyteから抽出したSODにliposome を
encaposulate して分子量を高め、細胞膜へのaffinity を向上させ、従来の欠点を補ったSODの注射を開発し、臨床実験を行い優れた成績を挙げて来たが(Free,Rad, Res, Comms, 1137, 1985; Free, Rad, Res, Comms; 1, 329, 1986)狂牛病が発生し牛の血液製剤がフランスで製造禁止となり、開発計画を断念した。
低分子抗酸化剤は分子量が小さいため内服可能で、盛んにvitamin E,C が一般臨床で使用されているが、その効果は芳しくなく、我々は天然の原料に遠赤外線焙煎、発酵、油剤化の三加工方法を行い、非常に優れた臨床効果のあるnatural activated antioxidants の開発に成功している(Inflammation 10, 79, 1986; Drugs Exptl, Clin, Res, 14,361, 1988; Planta Med, 57, 299, 1991; Int,J, Tiss, Reac, 20,63, 1998)。
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