【 丹羽博士とSOD 】

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病気の90%が活性酸素が原因して起こるということですが、的を絞って主な病気をいくつか取り上げてみました。


活性酸素が原因でおこる病気[ T ]

[ 1 ] ガン(癌)
[ 2 ] 動脈硬化・血管の炎症系疾患
    1)動脈硬化は活性酸素が深くかかわっている
    2)動脈硬化はこうして進行する

    循環器系の疾患
    1)心臓病一般 2)脳血管障害 3)高血圧

    糖尿病・内分泌・代謝系疾患
    1)糖尿病 2)高脂血症

活性酸素が原因でおこる病気[ U ]

[ 3 ] 肝臓病 白内障 老人性痴呆症
[ 4 ] 膠原病
[ 5 ] アトピー性皮膚炎、アレルギー、ぜんそく


[ 4 ]膠原病

膠原病は、一つの病気の名前ではありません。病理学者 ポール=クレンペラーが膠原病としてあげた6つの病気は、古典的膠原病とも呼ばれます。膠原病に似た症状や免疫の異常をともなう原因不明の病気も、膠原病の近縁の病気、類似の病気として、扱われています。

膠原病の多くは、厚生省が難病(特定疾患)に指定し、医療費を補助しています。特定疾患には、全身性エステマトーデス、汎発性強皮症(全身性硬化症)、多発性筋炎及び皮膚筋炎、結節多発性動脈炎(結節性動脈周囲炎)、混合性結合組織病、ウェジナー肉芽腫症、大動脈炎症候群、悪性関節リウマチ、ペーチェット病、サルコイドーシスがあります。

膠原病の原因

膠原病は溶連菌(ようれんきん)という細胞の感染によっておこるリウマチ熱を除くと、いまだに原因がはっきりしません。しかし、遺伝子が素質に環境的な要因が加わって、発病するだろうと考えられています。遺伝的な素質の一つに、主要な組織的適合抗原(ヒトではHLAがこれにあたります)があります。特に強直性脊椎炎という病気と、HLA-B27の関係が有名です。

しかし遺伝的な素質が関係するといっても、そのかかわりは、大変弱く、メンデルの法則のように、親から子に病気が伝わることはありません。環境要因としては、ウイルスや、細菌の感染が考えられていますが、リウマチ熱以外の特定の病原体が確認された膠原病はありません。紫外線、薬物、性ホルモン、妊娠、分娩などが、膠原病を誘発したり、症状を悪化さ せることがあります。

膠原病の症状

膠原病は、全身さまざまな臓器に炎症が起こって障害される病気ですがら、病気によって、また障害された臓器によって、いろいろな症状がおこります。発熱、倦怠感(だるさ)、体重の減少、関節痛、レイノー病(寒いときに指先に白くなる症状)、貧血、腎障害などは多くの膠原病に共通してよくみられます。また、症状は、よくなったり、悪くなったりを繰りかえしながら、慢性の経過をたどります。

慢性関節リウマチ

膠原病と慢性関節リウマチ

リウマチは膠原病ですか、という質問をよく受けます。膠原病という言葉は、一つの病気をさす名前ではなく、免疫異常をともなういくつかの病気の総称です。代表的な膠原病は、全身性のエリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎などです。どれも難病で、予後も必ずしもよくありません。

慢性関節リウマチは膠原病のですか、と聞かれる患者さんの多くは、慢性関節リウマチの生命に関わる病気なのだろうかという不安があるのだと思います。慢性関節リウマチも免疫の病気であり、広い意味では、膠原病の仲間です。しかし膠原病では、病気によっておかされる体の部分が違うのです。

全身性エリステトーデスは、皮膚、腎臓がおもにおかされ、強皮症では皮膚、肺、消化器官などが、多発性筋炎で、筋肉がおかされます。それに対して、慢性関節リウマチはおもに、関節がおかされる病気です。肺などの内臓がおかされる事もありますが、そうした危険は、ほかの膠原病よりも少なく、生命の危険は大きくありません。

従って、慢性関節リウマチは、広い意味では膠原病の仲間ですが、難病といわれる病気などとは少しニュアンスが違うということが言えるでしょう。

慢性関節リウマチとは

慢性関節リウマチとは、全身の免疫異常にともなって関節に炎症がおこり、関節の腫れや痛みが生じるとともに、徐々に進行して、年月ののちには、関節が変形して重大な機能障害をひきおこす病気です。慢性関節リウマチは、家事や育児に忙しい年代の女性に多く、社会的な影響も大きい病気です。「リウマチ」というと、体のふしぶしが痛む病気というふうに、漠然とと らえられることが多いようです。実際に、そういう病気をまとめてリウマチ性疾患といいますが、多くの種類があります。

この中で、慢性間接リウマチは代表的な病気であり、狭い意味でリウマチとも言われる病気です。ここでは、混乱を避ける意味で、リウマチといわず慢性関節リウマチに統一して呼び、この病気について解説します。慢性関節リウマチは、全身の関節が冒される病気です。正常な関節の構造に示してあるように、関節は2つの骨を結合する部分ですが、骨と骨の間には軟骨と関節液があって、クッションの役割を果たしています。

この関節は、関節包という膜のようなもので包まれていて、その内側は滑膜という線維性の組織になっています。滑膜は、洋服の裏地のような組織ですが、慢性関節リウマチでは、この滑膜がおかされます。滑膜炎が生じると、白血球などの細胞が集まり、滑膜の細胞のそのものも笛て、滑膜はヒダ状に増幅し、パンヌスという組織を形成します。このパンヌスがさまざまな物質を分泌しながら周囲の組織を溶かし、侵食します。軟骨を溶かし、他を侵食し、ついには関節を変形させます。これが慢性関節リウマチです。

どのような人が多いか?

慢性関節リウマチは、女性のほうが男性よりも3〜4倍もかかりやすい病気です。20〜70歳代までのどの年代でも、発病しますが、最も発病しやすいのは、40歳代です。出産後や更年期の前後に発病する場合も多く、発病には女性のホルモンのバランスが関係している可能性もあります。また、冬の発病が多いようです。受診した患者さんの20%ほどは、近親者に慢性関節リウマチの人がいますが、高血圧や糖尿病にくらべても、慢性関節リウマチでは遺伝の関与は明らかに弱く、はっき りとした遺伝性はないと考えるべきでしょう。

活性酸素と慢性関節リウマチ

好中球が炎症部分に活性酸素をばらまく 〜〜「専門医がやさしく教える活性酸素」より抜粋要約〜〜

リウマチ関節炎になったひとの関節には、白血球の一種である、好中球が多くみられます。これは、炎症が起こると好中球が駆けつけて患部に活性酸素をまき散らすからです。関節には、関節を円滑に動かすため「滑液」という潤滑液がありますが、関節を包む骨液膜から分泌される滑液には、活性酸素を消去する抗酸化物質やガラクターゼなどの抗酸化酵素が十分に含まれておりません。これが活性酸素の被害を広げるのです。

つまり、関節での炎症が起こると、活性酸素を消去する方法がないのです。一方、リウマチ関節炎にかかった人の骨液や血液には過酸化脂質が増えており、ビタミンCの量が通常より、減っていることがわかっています。

日常生活の注意
基礎療法とリハビリテーション
養生としては、次の事柄に注意しながら進めます。

・全身の安静

慢性関節リウマチは、体力を消耗する病気の一つで、病気を抑えて生活していくには、体力の低下を防ぐ努力が必要です。それには、過労を避けること、心身両面のリラクゼーションをはかること、偏食を避けることなどを重要になります。関節が腫れて熱をもってる場合、その関節は安静にします。微熱が続いたり、食欲がなくなって体重が減るような場合は、全身の安静も必要で、入院が必要な場合もあります。

・関節の安静と運動療法

関節の安静には、手首、肘、膝は関節を伸ばした状態、足首は直角に曲げた状態に保つように心掛けます。また、関節に無理な力がかからないような配慮が必要です。ただし、痛い関節を、長期間保有しておくと、関節が動かなくなりますので、運動療法も大切です。

安静と運動のバランスが大変に、難しいのですが、普通は午後になるとこわばりもとれ、関節痛も軽くなりますので、このときに適切な運動を行うようにします。原則的には、関節の変形を防ぐために、次のようなことをきちんと行うことが大切で す。

@すべての関節を1日数回、思いっきり伸ばしたり、曲げたりしする(関節可動域の維持、改善)。
A膝に関節痛のある人は、膝の上側にある筋肉(大腿四頭筋)の筋力を強くする運動を行う(筋肉の維持、改善)。
B足の関節痛のある人は、ゆったりとした靴をはくようにする。
C肥満した人は、できるだけすみやかに減量し、標準体型に近づける。
D関節が変形しそうになったら、曲がる方向と逆の方向の運動を行う。

装具療法

手指、足指の変形を防ぐために、装具が用いられることがあります。また、頚椎が不安定になった場合は、外出時に頚椎カラーをつけるようにします。関節の変形のため、身のまわりの動作が不自由になった場合のために、レバー式の水道栓、長柄月のブラシなど、さまざまな自助具が販売されているので、活用できます。しかし、早くからの自助具の助けをかりてしまうと、逆に、関節の機能低下を早めることもありますので、注意が必要です。

食事療法

慢性関節リウマチによい食品とか悪い食品というものはとくにありません。偏食を避け、バランスのよい食事をとるようにしましょう。とくに女性は、貧血や骨粗鬆症になりやすいので、鉄分やカルシウムの多い食品は必ずとるようにしましょう。

慢性関節リウマチを含む膠原病で用いられる薬について、多くの病院はステロイド服用を中心としたものになっています。 丹羽先生の著書から、このステロイド・副腎皮質ホルモン剤についての正しい知識をここで、ご紹介します。

丹羽博士の著書から

ステロイド・副腎皮質ホルモン剤についての正しい知識(丹羽博士著「クスリで病気は治らない」p40から抜粋要約)

副腎皮質から分泌される副腎皮質ホルモンを抽出、あるいは合成して作った副腎皮質ホルモン剤、別名ステロイドは、今から約30年前に開発されたもので、この薬が出現したおかげで、全身性紅斑性狼痕などの今まで、若い娘さんの尊い生命を奪っていた恐ろしい病気が何とか抑えられ、一命が救われるようになったのは事実で、そういう意味では、ありがたい薬です。

この点は、反公害運動のヒステリックで"ステロイド、化学薬品絶対廃止"の小児病的な変更は慎むべきだと思います。ただ、このステロイドは全ての反応を抑え、病気を治しているのではなく、症状を抑えているだけなのです。麻薬異常に効果があり、患者は使用後、直ちに治ったような錯覚に陥ります。ただし、それは症状を抑えているだけで、投薬を中止すれば元のモクアミに戻ります。

ステロイドの全身に及ぼす作用点を図2に示しておきます。人体には、概して、痛み、腫れ、熱など一般に炎症反応といわれる反応系を統御しているサイクロオキヂゲネース→PGH,G,El,E2の系(これを抑えるのが、ボルタレン、アスピリン、インドメサシンです)と、痒み、発疹、喘息などいわゆるアレルギー系をコントロールするリポオキシゲネース→リューコトライエンの系(これを抑えるのが、抗ヒスタミン剤などの抗アレルギー剤です)と2つの大きな細胞活性化機構がありますが、ステロイドは、この2つの反応系のさらに上位時点を抑えてしまうのです。

次に困ったことに、ステロイドは、生命の全ての反応を抑えると申しましたが、生体にとって不利で困る症状も抑える代わりに、生体にとって不利で困る症状も抑える代わりに、生体に必要な好ましい反応も抑えるので、副作用となるのです。例えば、生体に不利な反応として、痛み、腫れ、熱、痒み、発疹などがあり、一方生体に好ましい反応として、筋肉の発育、骨の発育、微菌やウイルスの外的に対する防御反応が挙げられます。これら全ての反応をステロイドは抑えてしまうので、非常に身体は楽になりますが、副作用がでてくるわけです。

副作用としては、筋肉や骨の発育の抑制、それに伴う胃潰瘍の発生、また、外的に対する防御能の低下のほか、直ちに致命傷にはなりませんが、代謝を亢進させるため糖尿病が発生したり、血圧があがったり、いろいろな代謝異常を起こします。ステロイドを内服させて二次的に発生した糖尿病を"ステロイド・ディアベーテス"と呼びますが、ステロイドを続けると糖尿病が悪化し、一方、減量・中止すると元来その患者さんが持っていた原病変(膠原病など)がたちまち再燃し、どうしようもないほど始末に困る状態になるものです。

このステロイドの弊害は特に老人(65歳以上)と乳幼児に顕著に出現し、子供は成長障害(身長が伸びなくなる)が、老人は、腎盂炎(女性)や肺炎を合併して脂肪の原因になることが多いです。

もう一つ困ることは、副作用があると気付いて止めようと思っても、1,2年以上使用していますと、非常に激しい禁断症状が出ることです。非常に強い頭痛、眩暈、倦怠感、さらには、呼吸困難を起こして死亡することさえある恐ろしい事故が起こります。膠原病、難病などは完治する病気ではなく、また、ステロイドはその症状を抑えているだけですから、そのうち副作用が出てきます(後門の狼)。止めようと思っても症状が悪化(前門の虎)すると同時に、今説明したように恐ろしい禁断症状が出てしまいます。

全く、前門の虎、後門の狼、さらに両サイドにライオン(中止すると禁断症状)です。私も、西洋医学の教育を受けた医師ですから、ステロイドは使いますが、ただ、ステロイを使う時の条件は次の場合に限ります。

(1)放っておけば、生命を取る病気であること。

(2)、(1)の理由でステロイド内服を始めた人は、そのステロイドの使用量を最小限に留めるため、ステロイドを使った場合は患者に十分な睡眠をとらせ、過労、ストレスを避けるような生活をさせ、受験勉強、残業、夜勤などは固く禁じること。それに私の開発した天然の抗酸化剤SOD様作用食品は大量に内服しますと、ステロイドの副作用を軽減するだけでなく、ステロイド同様の抗炎症作用も発揮しますので、大量に内服し、飲んでいるステロイドの減量離脱を図ること。

(3)、この病気は、ステロイドを内服させないと生命を奪われるという場合は、何度も申しますように、10年、20年先にステロイドの副作用が出現して、骨と筋肉がボロボロになって生命が危うくなるようなことがあっても、これは比較の問題で、ステロイドの内服が許されると常々私は申しております。この条件加えてもう一つ、ステロイドの内服が許せ、かつやらなければならない場合があります。

それは、たとえ命をとらないリウマチでも、若い奥さんの全身の関節が腫れ上がり、変形し、痛い痛いといっても夜も寝られない状態にあり、社会生活、日常生活が全く不可能な状態のとき。車椅子などに乗って、しかも、ご主人に毎日車椅子を引っ張ることも含めた身の回りの生活を矢ってもらっている奥さんの場合。これは全く社会生活のできない状態なのです。こうした場合、私は色々頭に悩まされるのですが、やはり、人間であることを優先して、20年先に副作用が問題になって、生命に関するような一大事が起ころうとも、やはりステロイドの最小限、例えば1錠から1錠半を飲ませて、それに私が嫌う免疫抑制剤、抗癌剤、の中で、最も副作用の少ないブレディニン50rを3錠くらい、この少量のステロイドに併用させますと、何とかご自分で歩けるようになり、身の回りのこと、少しの家庭内の仕事くらいは、可能となります。

この場合、私は、大病院でよくステロイドに併用されているメソトレキセートとかエンドキサン、それにサイクロスポリン等は、腎障害、血液障害が非常に強いので、絶対といっていいほど併用しませんが、この少量のステロイドにブレディニンくらいの免疫抑制剤を併用することは、色々、その患者さんの社会生活、家庭生活、将来を考えた上で、決断して使用することもあります。

(4)、生後に生命と引き換え、あるいは社会生活等を考えて投与する場合で、最も悩まされるのは子供さんの場合です。かなり以前から、少しはあった病気で、最近増えてきた若年性リウマチといって、3歳ころから(否、この環境の変化の悪化した昨今、恐ろしいころに、6〜8ヶ月の赤ちゃんの若年性リウマチもでてきます。全く、恐ろしい時代になったものです)発症する病気がありますが、この病気はリウマチと病名がついていますが、放置しておくと、紅斑性狼痕(SLE)のように高熱がでて、肺がやられ、血液がやられて死亡してしまいます。

従って、必ずといっていいぐらい、ステロイドを投与するのが常識であり、また、正しい治療法で、私も認めざるを得ない治療法なのです。そして、ステロイドをなるべく少なく使用しようとすれば、私の嫌な免疫抑制を併用させるのです。ところが、子供にステロイドを使うと、蛋白の合成がスットプして、骨と筋肉が成長しなくなり、若年性リウマチの患者さんで、20歳くらいまで生き延びることのできた患者さんは、身長が幼稚園児ぐらいしかありません。また、骨のレントゲンでもとると、もう80歳の老人のような骨をしています。そこへ、免疫抑制剤を併用して、ステロイドの量を減らそうとするのです が免疫抑制剤は、いずれも骨髄性抑制作用が強く、骨髄というところは、白血球、赤血球、血小板などの大切な血液の細胞をつくり、これが抑えられ、いろいろの障害を将来伴ってくるのです。

特に子供は、成長期にあるので、骨髄の抑制がかかるといろいろな意味での大人と比較にならないほどの弊害を蒙ってしまいます。そこで、子供のリウマチをはじめ重症の膠原病の患者には、私たち医師は非常に頭を悩ませ、心をいためるべきです。現在、3人の子供さん今の西洋医学の常識としステロイドと免疫抑制剤を使用すべき若年性リウマチ、皮膚筋炎の患者さんですが、私の指導に従って空気のいい土佐清水へ転地療法させています。

環境汚染の少ない空気の澄み切った当地で、私の管理下に置いておいて、調子のよい日は半日くらい小学校に通わせるよう にして、ステロイド、免疫抑制剤を使わず、また使っても極く少量にして何とか副作用の出ない、しかも、学業のつづけられる生活をさせており、全員がうまく成功しています。

子供さんの場合、成長期にあるため、ステロイド、免疫抑制剤が大人に比較して特に使いたくないことに加え、もう一つ困ったことは、大人なら半年、1年、2年、3年、家で安静にして仕事をせず、ぶらぶらさせておくことができますが、子供はやは りこれから肉体の成長のみでなく、心も、頭脳の成長も考えてあげなければならず、どうしてもある程度、学校に行かせなければならないのです。

このように前門に虎、後門の狼とでもいった二重のハンディをもった重症の膠原病の子供さんに対する窮余の一策として講じる患者への指導、治療法は今申してきましたように、日本で最も環境汚染の少ない、空気のきれいな土佐清水へ、転地させ、私の病院の管理監視下において、血液検査、体調を見ながらステロイド、免疫抑制剤は使わず、あるいは使っても最小限に使い、学校へは熱のない、検査値のよい、調子のよいときに午前中ぐらいは行かせます。そして、検査値が悪化したり、微熱が出ると学校を2〜3日休ませるという方法で、学校教育を受けながら何とか副作用、骨髄抑制のかからない治療法で患者さんを指導しています。

ところが、最近のお医者さんは、平気でステロイドを3錠・4錠と飲ませ、受験勉強や夜勤、残業などのハードな仕事をやらせておられる先生方が多いのです。これでは全く患者の自殺行為です。私は、生命と引き換えでないと、ステロイドの内服は使わないようにしており、関節リウマチ(ただし、何千人に一人肺が冒されるハンマンリッチや熱発を伴った腎炎を起こす場合は例外)、喘息、アトピー性皮膚炎、などは一切使いません。

ところが、現在私のかかっているリウマチ患者さんが何百人とおられますが、その大半が、大学病院、官公立の大病院から転院してこられた方で、その約八割が、ステロイドを飲んでいます。もちろん、リウマチもまれに高熱が持続したり、腎臓へきたり、肺硬化を起こし、全身症状を呈し、ステロイドもやむを得ない場合もありますが、大半の患者さんの"痛い""苦しい、苦しい""痒い、痒い"という訴えだけで、容易にステロイドを投与しているのが現状です。現在私は、非常に多くの長期のステロイド内服患者さんにステロイドをやめさせるために、また、減量させるために非常に苦労して治療に取り組んでいる次第です。記述のように副作用に関しては、年齢的に乳幼児と老人に非常に強く副作用がでてしまい、20歳から50歳 くらいの方は、人によって個人差はありますが、副作用が出ずに過ごせる人もいます。


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