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日本健康増進研究所 代表 松川雄二(鞄本抗酸化代表取締役兼任)が、
「21世紀に向かって、本物の健康増進ホテルが見えてきた」と題し、滞在型ホテルからみる「健康増進施設の新展望」(海外最新事例と国内展望ビジョン)として連載された記事の中に「丹羽博士のフリーラジカル理論」が紹介されています。

第4回アーユルヴェーダーの食事理論とフリーラジカル理論

フリーラジカル『活性酸素』とは

『活性酸素』など聞いたことがないという方のために簡単に説明すると、この物質は、もともと人間・動植物の体内にあり、カビやウイルス、細菌などの異物が体内に侵入してきたときに、それを殺して身体を守る働きをする化学物質である。しかし 『活性酸素』が体内に増えすぎると、何と逆に自分の体の組織も攻撃して破壊してしまうことが、最近わかってきた。正真正銘の両刃の剣である。そして、この『活性酸素』はいろいろな汚染物質や劣化した環境によって増加する。放射能、農薬、殺虫剤、加工食品、抗癌剤、食品添加物、そして、精神的なストレスですらこの物質を増殖させる一因となると言われている。

最近の研究では、有名なカミネ油症、水俣病、イタイイタイ病等の原因物質や抗生物質クロロマイセチン、一部の結核剤の副作用、さらに癌の大きな原因となっている水道水中の塩素化合物(トリハロメタン、ダイオキシン)の発癌作用なども、全てこれら化学物質に体内で増やされた『活性酸素』が原因であることが明らかになってきた。

さらにデーター1にあるように、動脈硬化、中風、心筋梗塞、白内障、シミ、そばかす、しわ、さらに癌や白血病、難病である膠原病、激増するアトピー性皮膚炎なども、過剰な『活性酸素』が原因とされる疾病としてあげられる。つまり今日病気と いわれるものの内、何と9割は、増産された『活性酸素』によって(直接、間接に)惹き起こされたといっても過言ではない状態なのである。このように『活性酸素』は現在世界中の生化学者や臨床医、そして科学者の主要研究テーマとしてクローズアップされてきている。

では、『活性酸素』バランスをとるような働きが体内に無いのかというと、それはあるにはあるのだ。『活性酸素』が増えすぎて、自分の身体の細胞や臓器を攻撃しようとした場合、データ2にあるように動植物の体内にあるSOD(super oxide dismutase)という酵素やビタミンなどが、その増殖した『活性酸素』を除去する仕組みになっているのである。様々な疾病、健康障害は、このSODと『活性酸素』のバランスが狂うために起きてくるということもできるわけだ。

しかし困ったことに、このSODを様々な治療に使用とする場合、分子量が3万以上の高分子であり、腸から吸収できないのでそれを有効な状態のまま患部まで到達させることが困難だった。服用などの手軽な方法では患部に到達する前に短時間で排泄されてしまうのである。

しかし昨今、丹羽靭負博士のSOD様作用食品など、低分子抗酸化剤(分子量200〜400)や抗癌剤が開発され、希望の光が見えてきている。丹羽博士は『活性酸素』理論の研究者であり、アメリカのアーユルヴェーダー医師、シャルマ氏、チョップラ氏 の著書でも唯一紹介されている日本人である。

この5年来、病気の9割方に関与するこの『活性酸素』理論は従来のカロリー主体の栄養学を完全に席巻しつつあり、今後はこのフリーラジカルを抑制する「SOD様」理論なくして、食事の考え方は構築されないとも思われる。そしてこの「SOD様」の食事を毎日の食事内容に応用できるようになると「長寿」の実現も夢でなくなるはずだ。

データ1:過剰な活性酸素で発生する代表疾患

成人病:脳卒中(脳梗塞、脳血栓、脳梗塞)、心筋梗塞、動脈硬化、癌、白血病、膠原病 その他、死因にはならないが・・・白内障、糖尿病、肝炎、腎炎、シミ、ソバカス、シワ、アトピー性皮膚炎 

データ2:活性酸素を生体で取り除く物質(抗酸化剤)

高分子抗酸化剤(分子量3万以上)・・・SOD酸素、catalase酸素、prezoxidase酸素、低分子抗酸化剤(分子量200から400)・・・ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、カロチン、カテキン、ポリフェノールズ、フラノボイド(ズ)、SOD様食品
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