? 動脈硬化はこうして進行する

メインイメージ「活性酸素が原因でおこる病気」

〜動脈硬化・血管の炎症系疾患

 
コレステロールを採りすぎて血液中にLDLコレステロールが増えすぎると、細胞内に収容しきれなくなります。
すると、その余ったLDLコレステロールは血管の内外細胞のすき間から内膜に入り込み、そこで活性酸素によって酸化され、「変性LDL」になるのです。

動脈硬化のメカニズム

この異物となった変性LDLを血管の中の掃除屋であるマクロファージが自分自身の中にどんどん取り込んでいきます。そして限りなく取り込んでいくうちに、いっぱいに膨れ上がり、やがては死滅し泡沫細胞になるのです。この泡沫細胞が増え続ける血管の内幕を持ち上げて、血管内を狭くするのです。
変性LDLや泡沫細胞の死骸でどろどろになった血管壁は脆くなり、血管そのものも弾力性を失って硬くなります。このようにして「動脈硬化」は進行していくのです。
この動脈硬化が心臓の動脈でおこり、その狭くなったところに血栓(血の塊)が詰まれば「心筋梗塞」であり、脳でおこれば「脳梗塞」です。

コレステロールでつまった血管の断面図

こうしてみると、活性酸素がいかに私達の血管を蝕んでいるのか、
動脈硬化の元凶が活性酸素であるということが、お分かり頂けたかと思います。

動脈硬化の危険因子

  1. 高血圧
  2. 肥満
  3. 糖尿病
  4. コレステロール
  5. 中性脂肪
  6. 喫煙
  7. 年齢(45歳以上の男性)
  8. 閉経後の女性
  9. 家族に心疾患の人がいる

以上の項目が多い人ほど発症率は高くなります。

 

前触れ症状

この動脈硬化は、厄介なことに自覚症状は無いということです。ですから、気付いた時にはすでに相当進んでいる状態なのです。しかし次のような症状に少しでも注意を払うと、未然に妨げる可能性はあります。

  • めまいや立ちくらみを頻繁に起こす
  • 頭痛、頭が重い
  • 手足にしびれ感がある
  • 物忘れが多くなった
  • ときどき感情を喪失する

 


丹羽博士の著作から〜活性酸素が原因となる病気について

「激増活性酸素が死を招く」(日本テレビ発行)
第4章こんなにあった活性酸素が原因の病気より」


 

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脳卒中・心筋梗塞・動脈硬化

 

活性酸素や過酸化脂質が原因となる病気としては、第一に「脳卒中」や「心筋梗塞」があげられます。近年福祉行政の充実によって、田舎の山奥に住んでおられる老人でも、村役場の検診車が巡回して血圧を測り、心電図をとり血液検査までやってもらえる時代となりました。会社などではもちろん、年に1?2回は成人病検査まで行うようになっています。

そして検診の結果、「あなたは血圧が高いから塩辛いものをやめて気をつけないと、脳卒中、心筋梗塞にかかりますよ」とか「コレステロール、中性脂肪、ベーターリボ蛋白が高いから気を付けなさい。お米や脂物をたくさん食べないように」などと注意され、(これらコレステロール、中性脂肪は脂質といいますが)この脂質を下げるといわれている薬をたくさんもらっています。

こういう脂質の問題で、患者さんによく「治療を受け、食事に注意しているが、良くならないんです。どうしたらよいでしょうか」と相談をうけます。脂質の増加については世間一般で考えられているのとは基本的な違いを著者は持っており、これを詳しく説明する事とします。

コレステロールなどの脂質は多くないことに、こしたことはないのですが、多いからといって、直ちに脳や心臓の血管に障害を及ぼすものでは決してないということです。この点では、過酸化脂質の大家・八木先生の研究結果と同じです。すなわち、図1、図2にみられるように血液の流れは末端の細胞に栄養を与えるために流れており、コレステロールなどの脂質が血液中にいくら大量に存在しても血液の流れには何の悪影響も与えません。

コレステロール、中性脂肪、過酸化脂質と血管壁の関係
脳卒中(中風)-脳出血
脳卒中(中風)-脳血栓
心筋梗塞

ところが、血液中に活性酸素が増加すると、これらの脂質に活性酸素が反応して過酸化脂質が作られ、この過酸化脂質は付着する性質が強く、図10のように血管の壁に付着し続いて血管の中に浸透し血管を脆くしてしまいます。
そして、血液の流れとともに動脈の搏動が行われますが、その際、脆くなっている血管(動脈)が破れてしまいます(図2)。血管が破れると、その末端の細胞へ血液(栄養)が届かなくなり、48時間以上未満の細胞に栄養が供給されなくなりますと、その細胞は死滅します。

このような細胞の死滅が起こった場合、例えば、手足の皮膚の表面の細胞に血流が届かなくなって死滅しても、腐って皮膚表面よりちぎれてしまえばそれで終わりで、生きていくのに支障ありません。死滅すると一番困る細胞はどこかというと、それは脳の細胞です。
脳の細胞はだてに存在しているのではなく、身体の各部位に命令を送っており、脳の上部の右の細胞は左の上下肢(手足)を動かす命令を送り、反対の左の細胞は右の上下肢を動かしており、また、脳の中央にある下垂体の下部の視床下部のあたりの細胞は、呼吸や心臓を動かす命令を出しています。

従って、これらの細胞に栄養を与える血液が、48時間以上流れが停止すると、それぞれ左半身麻痺、右半身麻痺、あるいは(脳の中央の細胞が死滅すると呼吸、あるいは心臓が停止して)即死するのです。これを「脳出血」と呼びます。
この場合、脳の血管が破れなくても、一度過酸化脂質が血管壁に付着すると、過酸化脂質は接着剤の役目をして、その上にコレステロールや中性脂肪、さらに過酸化脂質などが入り混じって積み重なっていき、図2のように血管の内腔が狭くなり詰まっていきます。

これが進行すると完全に流れがストップし、出血した場合同様、末端の細胞に血液が届かなくなり、細胞は死滅し出血した場合と同じ症状になります。これを「脳血栓」といい、脳出血と脳血栓の症状は同じなので、まとめて「脳出血」と呼びます。
脳の次に身体(生命)にとって大切な細胞は、心臓の筋肉と細胞です。心臓の筋肉に栄養を与えている血管を(心臓を冠のように取り巻いて流れているため)冠動脈と呼びますが、この冠動脈は脳の血管とは異なり、非常に太くて弾力性に富むので血管内で過酸化脂質がつくられて、それが血管壁に付着して血管の中に浸透していっても、脆くなったために冠動脈が破れる(出血する)ということは起こりません。

しかし、過酸化脂質が一度、血管内壁に付着しますと、脳でみられた様にコレステロールなどの脂質が積み重なって詰まってしまい栓塞が起こります。これを「心筋梗塞」と呼びます。
ちょうど脳の細胞に栄養が流れずに細胞が腐ってしまうように、心臓の筋肉の細胞にも栄養が供給されなくなり、筋肉が腐って心臓に穴が開くため血液が心臓から外へ流出し大変な苦しみ方をして死亡します。

つまり、脳血栓と同じ血管内の変化が心臓の血管(冠動脈)で起こった場合、心筋梗塞と呼ぶのです。
要するに、血液中の脂質(コレステロールなど)はいくら増加しても活性酸素さえ上昇しなければ、(過酸化脂質ができないため)血管の壁には障害が及ばず、心配ないという結論になります。

皆さんは、成人病、老人検診を受けてコレステロール、中性脂肪が高いと指摘されてもあまり神経質になる必要はなく、治療・予防法としては本当に効果のある(低分子)抗酸化剤を摂取していれば良いということです。
実際、コレステロールや中性脂肪は、いくら食事に気をつけても、また薬を飲んでもなかなか下がりませんし、たとえ下がっても、せいぜい20%くらいまでです。それよりも、血液中(体内)の活性酸素を叩く(減少させる)ことが大切であり、またその方がはるかに効果もあるわけです。

著者(丹羽博士)の開発した活性化低分子抗酸化剤を毎日食べている(内服している)人々は、脳血栓にあまりかかりません。
特に心筋梗塞や脳血栓は、一度発病しますと軽快治療しても、よく再発します。
著者の開発したSOD様作用食品は、客観的に申しまして心筋梗塞の再発防止には強力に聞くとはいえませんが、脳血栓には有効で4?6包毎日常用しておられる人々には脳血栓の再発は滅多に起こりません。

これで脳卒中や心筋梗塞のいわゆる脳・心血管障害の大切な部分は終わりますが、脳血栓や心筋梗塞で過酸化脂質にコレステロール、中性脂肪が積み重なって付着し血管内腔が狭くなり、ほとんど血流が通過できるかできないかといった時、血管の再灌流が起こります。
そして、つまって血液が流れにくくなった場所で、活性酸素が大量に発生し一層、脳や心臓の筋肉の細胞の破壊、死滅を促進するのです。

最後に、「動脈硬化」という言葉を皆さんはよく耳にされることが多いと思います。
これは今申しました、脳卒中や心筋梗塞という致命的で最終コースにいたる状態ではありません。脳や心臓はもちろん、それ以外の部位の血管でも、その内壁に過剰な活性酸素とコレステロールや中性脂肪からできた過酸化脂質が付着し、血管壁の内部に浸透しはじめて血管が脆弱になっている状態を呼びます。

そして、血管内腔が完全に詰まってしまう過酸化脂質、コレステロール、中性脂肪が血管内壁に付着して、血管内腔が狭くなっている病的状態も「動脈硬化」いうのです。
 
(株)日本抗酸化のHPは(株) 日本抗酸化独自のコンテンツや製作によるものです。また丹羽博士の著作物
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