? 高脂血症

メインイメージ「活性酸素が原因でおこる病気」

〜糖尿病・内分泌・代謝系疾患

 

最近、成人の3割以上が「高脂血症」

といわれています。高脂血症といわれても一般の人にとっては、聞きなれない病名かもしれません。「高脂血症」とは血液に含まれているコレステロールや中性脂肪などの脂肪成分の量が正常よりも増えている状態のことです。
つまり糖質や脂質の摂りすぎが原因でおこる血液中の脂質異常です。
高脂血症の中で、特に血清中の総コレステロールの量が220mg/dl以上を「高コレステロール血症」空腹時の血清中性脂肪値150mg/dl以上を「高中性脂肪血症(高トリグリセライド血症)」といいます。

最近では30歳代、40歳代で高脂血症と診断される人が増加しており、ある臨床医グループの発表によると日本の高脂血症患者は約3000万人に達するという。
また厚生省によると、50歳代以上の男性の2人に1人(約810万人)、女性の3人に1人(約740万人)が高脂血症であり、他の血清脂質の異常を合わせると、中高年全体の30?50%にのぼると発表しています。約1500?2000万人になります。
しかも、この傾向が10代、20代に現れてきており、増加傾向を示しています。この状態を放置しておくと、やがては動脈硬化や心疾患、脳卒中などの生活習慣病に発展していくと考えられます。

 

高脂血症は動脈硬化になる危険因子」

何故、高脂血症が増大したのか。これは一言でいえば「食生活の欧米化」です。私達の生活が大変豊かになり、そのライフスタイルが欧米化したこと、そして社会環境の変化と共に何でも簡単に手に入る便利な世の中になったということです。 とくに食生活の欧米化により高たんぱく、高カロリーの摂取量が増大しました。その半面、生活は便利になりエネルギーをあまり使わなくても日常生活ができるようになった為、現在では多くの人々が運動不足になっています。

その結果、消費されないエネルギーがコレステロールや脂肪としてからだの細胞の中に、どんどん溜まってしまうのです。血液中に増えすぎたコレステロールは内壁の隙間から中へ入り込み、活性酸素によって悪玉コレステロールに酸化されます。これを血液中の掃除屋であるマクロファージが取り込みます。しかしマクロファージは食べ過ぎて死滅し泡沫細胞になりあふれます。そして動脈壁を押し上げて血管を狭くし、血液の流れを悪くします。こうして動脈硬化が促進することになるのです。

 

高脂血症になる原因」

高脂血症の主な原因は、これまでは遺伝的な要因で起こる「原発性高脂血症」と肝臓病、腎臓病などの別な病気によって起こる「続発性(二次性)高脂血症」が多かったのですが、最近の傾向は日頃の生活習慣、特に食事のとり方が原因で起こるケースが圧倒的に増えています。

つまり過食、特に脂肪分の多い食事、高カロリー食の摂り過ぎ、アルコールの飲み過ぎなど  エネルギーの摂りすぎが原因となって高脂血症が起こっています。
また日常生活における運動不足から、摂取したカロリーが十分に消費されずに脂肪と して体内に蓄えられてしまうのも原因のひとつになっているといえます。